ミネラルについて
【ミネラル (Mineral) とは?】
ミネラル (mineral) という言葉は、mine (鉱山・鉱石など) に由来しています。地球上に存在する118種類の元素のうち、水素 (H) 、炭素 (C) 、窒素 (N) 、酸素 (O) のように、たんぱく質・脂肪・炭水化物の主要構成成分になっているものを除いた114種類の元素をミネラルといいます。
ミネラルは生体組織の構成や、生理機能の維持・調節に必要な微量栄養素です。人間の体では作ることができないため、食物などから摂取する必要がありますが、それぞれのバランスが大切です。多すぎても少なすぎても、健康の保持・増進には好ましくありません。
ミネラルの種類
ミネラルの中で、人間の体内に存在し、栄養素として欠かせないことが確定しているものを「必須ミネラル」といい、現在16種類あります。
わかりやすい例としては、
男性 | 女性 | |||
推奨量 (mg/日) |
耐容 上限量 (mg/日) |
推奨量 (mg/日) |
耐容 上限量 (mg/日) |
|
1~2(歳) | 450 | – | 400 | – |
3~5(歳) | 600 | – | 550 | – |
6~7(歳) | 600 | – | 550 | – |
8~9(歳) | 650 | – | 750 | – |
10~11(歳) | 700 | – | 750 | – |
12~14(歳) | 1,000 | – | 800 | – |
15~17(歳) | 800 | – | 650 | – |
18~29(歳) | 800 | 2,500 | 650 | 2,500 |
30~49(歳) | 650 | 2,500 | 650 | 2,500 |
50~69(歳) | 700 | 2,500 | 650 | 2,500 |
例えば牛乳コップ1杯(200ml)には、約220mgのカルシウムが含まれていて、これは栄養素等表示基準値(日本人の1日に必要な量の平均的な値)のおよそ1/3程度なのです。
毎日少しずつ足りていない状態が一ヶ月・1年・10年〜と続いていることに気がついて欲しいと思います。鉄や、マグネシウムなんかもそうです。
参考にしてみてください。